仙酔島について
瀬戸内海国立公園の中心にある仙酔島周囲6kmの島。中生代白亜紀の火山活動でできあがりました。溶結凝灰岩や溶岩で出来た仙酔島は、一億数千年前の太古の特色ある自然がまるで自然解凍したようにそのままの姿で鮮明に残っています。
仙酔島は1925年大正14年に名勝鞆公園になり、1934年昭和9年に日本で最初の国立公園に指定されました。記念切手のモデルにも成っている島です。古来から日本人の心の故郷として親しまれてきた島、それが仙酔島です。。
浦島太郎の浜を望む、人生感が変わる宿ここから。明治天皇、大正天皇、昭和天皇、徳仁親王など、歴代の天皇陛下にも幾度とご来訪頂きご宿泊いただいている島です。
また数多くの芸術家の方も来られ、素晴らしい作品を残されています。
仙酔島は陸から見ると妊婦が横たわった姿に見えます。大弥山の角度が72度。これはダイヤモンド(金剛石)の原石のカット面を表す角度であり、エネルギーを体に一番強く取り入れられる角度でもあります。 また仙酔島は、巨大な海亀の上に蓬莱山を描いた絵も存在しており、蓬莱山伝説と浦島伝説は繋がる部分もあります。
上空から見る仙酔島は、鶴が飛ぶ形にも亀の形にも見ることが出来ます。
弁天島の鳥居。百貫島とも呼ばれます。いくつかの哀しい伝説もあります。
毎年5月の鞆の浦弁天島花火大会では この島から千発の華火が会場に打ち上げられます。
田の浦の皇后島(左)。仙酔島は日本の夕陽百選の島。美しい夕陽が皇后島へ降りていきます。
神功天皇が仙酔島に渡る前この島に船を漕ぎ小舟に乗り換えて移動したことから、「皇后島」と名付けられたと伝えられています。
広島県の天然記念物の海食門。眼鏡岩とも呼ばれています。今から約6000年前の縄文時代には、現在よりも6メートルの海面が高かったことを実証しています。
彦浦の下加美島。仙酔島には浦島太郎伝説があります。浦島太郎では、太郎が助けた五色の亀の背中に乗った途端、亀は美しい仙女に変わり蓬来山へ行き、竜宮城を楽しんだと言い伝えられています。「五色の亀」と「亀が集まった形の仙酔島に五色の岩..」など、浦島太郎伝説、感じてみてください。
干潮時は陸続きになり磯遊びなども。
彦浦の浜。閃きの門とも呼ばれるパワースポットです。仙酔島の沖は瀬戸内海の中心で西と東の潮流が出会う場所でもあり、それが満干差が4mにもなる島のエネルギーを作り出しています。奧に見えるのが下加美島。美しく、力のある浜辺です。
あたりでは天然記念物の「ハマヒルガオ」の群生を観ることが出来ます。